雛霰

2023年3月号のユピックニュースをお送り致します。
ユピックニュース3月号ではありますが、暦上ではまだ2月ということで、事務所周りでは肌寒い日が続いて
おります。ビッグイベント?であるバレンタインデーも終わり、そろそろ新年度に向けて気持ちが向いてくるころ
なのではないでしょうか?
さて、この3月の時季イベントと言いますとやはり雛祭りでしょうか?
雛祭りというとやはり女の子が主役のイベントです。かと言って男の子が全くかかわらないかと言うと、そんなこともないと思います。この時期の給食やおやつとして、【雛霰(ひなあられ)】を食べたことがある男性の方も多いのではないでしょうか?
【ひなあられ】はカラフルなお米のお菓子なのですが、関東と関西で違いがあります。関東はポン菓子に砂糖をまとわせ甘い味付けにしたもの。関西は小さなおかきを醤油などで塩気のある味付けにしたものが主流です(チョココーティングのモノもあるとのこと)。この違いについては諸説あり、はっきりとしたところは分からないようですが、お米のお菓子でカラフルということは共通しています。
実はこのカラフルな色にはそれぞれ意味があります。基本的な色は桃色、白色、緑色の3色で、「娘の健やかな成長を祈願する」という意味が込められています。更にそれぞれの色にも意味があり、桃色は「モモの花」の象徴と「魔除け」。白色は「雪」の象徴と「清浄」。緑色は「新芽」の象徴と「健康」。つまり、娘の健やかな健康を願いつつ、【雪解けとともに地面から新芽が覗き、花が咲くという春の訪れ】を表しているのです。
またこの基本3色に黄色を足した4色にすることもあり、その場合は四季を表しているらしいです。
何となく摘まんでいたひなあられですが、調べてみると種類があり、ダブルミーニング?のように複数の意味を持つ、奥深いお菓子だということに気が付きました。
今年、雛霰を食べる際は、違いを気にしながら食べたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です