2015年2月号ユピックニュース

水素自動車発売1ヶ月で1500台、初の量産型セダン・トヨタMIRAI

世界初の量産型燃料電池車トヨタMIRAIが、昨年末の12月15日より、全国のトヨタ店、トヨペット店で発売された。税込み価格が723万6000円ながら、発売1ヵ月で1500台の成約に達し、年間計画400台の4倍近い販売台数を記録している。

内訳は、法人関係が6割、個人が4割になっており、車離れが喧伝されるなかでの快挙に、自動車関係者の中には「車に求めるものが、いままでの常識と大きくずれていたのかもしれない」「カーメーカーの開発方針を見直すべき時に来ている」(モータージャーナリスト)など、自動車の未来に明るさを感じている。MIRAIは、水素燃料を燃やして発電する電気自動車だが、燃料の水素を充填する時間がわずか3分足らずで済み、航続距離600キロ走行が可能となり、ガソリン車に引けを取らない。しかも、有害な排気ガスが出ないことも後押ししてのスタートダッシュ。こうした状況もあってか政府も、水素ステーションを現行の40ヶ所から今年中に120ヶ所まで増やす方針という。結果的に、個人需要を刺激することとなり、しばらくは納車待ち状態が続く見込みである。

MIRAIの性能を見ると、4人乗りセダン、社重が1850kg、最高速度175km/h、リアにはマフラーがなく、電球は発光ダイオードが採用されている。排出口からは水だけが出るが、その排出水量は4キロメートルあたり、240ミリリットルである。なお、補助金もあって購入価格は500万円ほどになる。

自動車業界かわら版
”ワーゲン専門店の売りが功を奏す、創業10年で月150台の整備入庫”

東名高速道路の清水インターと静岡インターのほぼ中間、静岡市葵区瀬名住宅街一角にワーゲン専門店「ナイルインターナショナル㈱」がある。代表の平田尚慈氏がホームページを活用した買取専門店でスタートした同社は、ワーゲン専門店という強みを武器に、僅か10年足らずで車販、整備、車検、鈑金、保険などトータルサービス企業に成長。Web活用のメリットもあって広域のお客様に支えられている。

月間の外車整備の入庫が150台と安定しており、それを「ワーゲン、アウディディーラー出身3人のベテラン整備士が的確に診断整備してくれる。」と評判を呼び、経営は安定成長軌道に乗っている。売り上げは整備4、鈑金3、販売3とバランスよく高収益体質を維持している。

一般にWebで入庫すると「価格の安さでつられるお客様が多くなる」と言われているが、同社の場合は専門店の信頼性や安心感を訴求していることもあり、逆に強みを増して価格よりも信頼性を重視するお客様の集客につながり、経営の安定に繋がっている。

(月刊せいび界より転載)

TOKYO AUTO SALON 2015開催!!

去る1月9日から11日まで、幕張メッセにて第33回目を数える東京オートサロンが開催された。過去最大の来場者30万人を記録し、出展企業、出展車両も過去最大となった。

昨今の「若者の車離れ」という言葉が嘘のように聞こえる盛況ぶりであった。

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