2015年3月号ユピックニュース

総整備売上高が増加に転ずる、
5兆4217億円で4年前の水準

自動車整備業者の経営状態を図る実態調査を、このほど日本自動車整備振興会連合会がまとめ発表をした。それによると、25年度の自動車整備総売上高は2年ぶりに増加し、前年度を1235億円上回る5兆4217億円になったとした。調査数値が24年度実績の為、消費が冷え込んだ東日本大震災の反動消費があったこと、加えてエコカー補助金による新車販売増など影響し、僅かながら増加に転じたものと推測されています。

これを各業態別にみると、カーディーラーが前年より16億円増の2兆5105億円、専業・兼業工場が1039億円増の2兆6748億円、自家工場が180億円増の2364億円と、ディーラーの伸びの低さが際立っています。原因は、整備要員一人あたりの整備売上高、つまり一人あたりの生産性が専業工場の改善が進んだのに対して、ディーラーの整備要員の生産性が逆に低下したことが影響したとみられています。

自動車業界かわら版
”タイヤ預りプラスがスタート、代理店数が150店を超える”

ユピックが昨年末からスタートした冬・夏用の「タイヤ預りプラス+」がスタートしました。代理店となる、カーディーラー、ガソリンスタンド、大手整備工場など、協力企業の事務所数が僅か2ヶ月足らずで150店を超え、預りタイヤも順調に増加しています。冬用夏用タイヤの保管、預りは、いままでは倉庫業者や運送業者が主たる受注業者となっています。

ディーラーやタイヤショップ、ガソリンスタンドでも自前の倉庫を用意している事業者は少なく、ほとんどは、こうした業者にマル投げしているのが実態です。その結果、保管にはプロでも、回収配送面でトラブルを発生させたり、商品の配送ミスが起きるケースがあるとされます。また、当然保管するだけですから、いざ装着しようとするとタイヤが傷んでいたり、傷や編摩擦、あるいは保管状態によっては装着後にクレームに発展することもあるなど声が寄せられていました。

そこで、タイヤ販売・サービス専門店を運営する当社に、かねてより「なんとか預ってもらえないか」など相談が多く寄せられ、検討した結果、昨年末よりタイヤ預りをスタートしたものです。それも、単なる預り保管だけでなく、保管中にタイヤのメンテナンス、すなわち残溝の計測、ホイールバランス調整、傷や亀裂のチェックを行い、診断結果を代理店各社に報告する「プラス+」サービスをはじめたものです。

「タイヤ預りプラス+」には、代理会社の現場作業員不足を補う意味もあります。それは、一部の代理店様から「多忙時にお客様を待たせる為、苦情が多くて困っていた。だからタイヤ預りなど断りたいと思っていた。」などの声が多く、これを補佐できるサービスをとプラス+作業を加えたものです。

お客様の困りごとだけに、店頭でお断りすると来店チャンスを失うだけでなく、タイヤ販売のチャンス、本業商品の販売チャンスを失う場合も想定されます。それを防ぐサービスとして、他社ではほとんど実施されていない、当社の「タイヤ預りプラス+」に切り替えませんか。その良さが一目瞭然で判明します。

なお、当社の「タイヤ預りプラス+」は、事業者の皆様からの預りとなっているため、当社のタイヤ店舗に直接来店される個人以外からの受注はしておりません。事業者の方からの受注は以下の専用電話に問い合わせをお願いします。

0120-978-662

整備工場・鈑金塗装工場元気通信
”ユニークさがピカイチの工場、福山市のテンテン工房”

広島県福山市にユニークさ満載で有名な整備工場がある。看板は「テンテン工房」。法人名は有限会社オートファイル(代表取締役 大賀伸二氏、社員数28名)である。

福山市内に新車・中古車販売、レンタカー、整備工場の3拠点を運営しており、どこを尋ねてもいままでの自動車販売・サービス業とは一線を画す運営を行っている。とくに整備工場のテンテン工房は、写真で見るとおり外観、事務所、工場など、どこを見ても明るい、きれい、整理整頓が行き届いている。その上に、社員の接遇が、挨拶、笑顔見送り、楽しげな雰囲気、など女性が安心して入場できる運営が当たり前に行われている。

もちろん、仕事は完璧でなければ、どんなに接遇がすぐれていても空疎である。だから、直す技術は言うに及ばず、スピード、的確な応答など一流を目指した努力が集積されている。

大賀社長は語る。「プロの仕事は、これでいいということは無い。マニュアルを作り、それを実行させ、マニュアルを超える実践を求めます。あらゆるサービス業の基準が詰まった水準を維持し、高めるべきだと思っている」。こうした努力は、結果に示されている。月間の来店人数が1200名、うち女性客が68%、車検台数350台、鈑金塗装65台、まさに立派な成果が何より評価を表している。

(月刊せいび界より転載)

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